雌鳥羽(読み)メンドリバ

デジタル大辞泉 「雌鳥羽」の意味・読み・例文・類語

めんどり‐ば【雌鳥羽】

めどりば」の音変化。
たてを―につき並べて」〈平家一一

めどり‐ば【雌鳥羽】

雌鳥は左の翼で右の翼をおおうとされるところから》物の重ね方で、左を上に右を下にすること。めんどりば。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雌鳥羽」の意味・読み・例文・類語

めどり‐ば【雌鳥羽】

〘名〙 雌鳥は左の翼で右の翼をおおうとされ、そのように左を上にし、右を下にして物を重ねること。めんどりば。
白羊宮(1906)〈薄田泣菫〉笛の音「生命の路に、雌鳥羽(メトリバ)に、はた雄鳥羽に、唇触れあひて相寝ぬる」

めんどり‐ば【雌鳥羽】

〘名〙 「めどりば(雌鳥羽)」の変化した語。
※平家(13C前)一一「楯をめん鳥羽につきならべて」

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