雨、塊を破らず(読み)あめ、つちくれをやぶらず

故事成語を知る辞典 「雨、塊を破らず」の解説

雨、塊を破らず

世の中がよく治まっていることのたとえ。

[由来] 「塩鉄論すいかん」に出て来る一節から。世の中がよく治まっているときには自然災害さえ生じないもので、「雨は塊を破らず、風はえだを鳴らさず(雨が降っても土砂崩れを起こすほどではなく、風は吹いても木の枝を鳴らすほどではない)」と述べています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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