雪兎(読み)ユキウサギ

デジタル大辞泉 「雪兎」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐うさぎ【雪×兎】

盆などの上に、雪でウサギの形を作り、ユズリハを耳に、ナンテンの実を目にしたもの。 冬》
ウサギ科の哺乳類ノウサギよりひとまわり大きく、北海道からシベリアモンゴル北ヨーロッパにかけて分布。夏毛は褐色で、冬毛は耳の先が黒いほか全身真っ白。
[類語]野兎穴兎飼い兎アンゴラ兎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雪兎」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐うさぎ【雪兎】

〘名〙 盆などの上に、雪を丸めて兎の形をつくり、譲葉(ゆずりは)を耳とし、南天の赤い実を目としたもの。《季・冬》
※俳諧・類題発句集(1774)冬「撫てる間に痩が付うぞ雪兎〈沂風〉」

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