雲の都(読み)くものみやこ

精選版 日本国語大辞典 「雲の都」の意味・読み・例文・類語

くも【雲】 の 都(みやこ)

① 雲の中にあるという想像上の都。
※新撰万葉(893‐913)上「かき散らし散る花とのみ降る雪は雲之城(みやこ)の玉の散るかも」
神仙(しんせん)の住むという都、蓬莱(ほうらい)山。
※高遠集(1011‐13頃)「たづねずはいかでか知らんわたつうみの浪間に見ゆるくものみやこを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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