震顫・振顫(読み)しんせん

精選版 日本国語大辞典 「震顫・振顫」の意味・読み・例文・類語

しん‐せん【震顫・振顫】

〘名〙
① ふるえること。
青べか物語(1960)〈山本周五郎狐火「こちらの瞳孔震顫(シンセン)するように、不安定に揺れながら」
② (「震戦」とも書く) アルコール中毒ニコチン中毒ヒステリー小脳疾患などにより頭部手指躯幹などの筋肉が無意識的にふるえること。
日蝕(1948)〈石上玄一郎〉一「起きあがらうとすると激しい震顫が身体に現はれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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