面伏(読み)おもてぶせ

精選版 日本国語大辞典 「面伏」の意味・読み・例文・類語

おもて‐ぶせ【面伏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 恥じてうつむくこと。面目ないさま。不名誉。おもぶせ。⇔面起こし
    1. [初出の実例]「今日は限りのやうなる身に侍れば、さぶらはむも、御おもてぶせなるやうなれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

おも‐ぶせ【面伏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =おもてぶせ(面伏)
    1. [初出の実例]「余りに面伏(オモブセ)なれば密に此の事を貴様に憑(たの)みたし」(出典:人情本・珍説豹の巻(1827)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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