面色(読み)メンショク

デジタル大辞泉 「面色」の意味・読み・例文・類語

めん‐しょく【面色】

かおいろ。顔色がんしょく
「―忽ち変って土の如く」〈露伴・新浦島

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精選版 日本国語大辞典 「面色」の意味・読み・例文・類語

めん‐しょく【面色】

  1. 〘 名詞 〙 かおいろ。顔色
    1. [初出の実例]「妾本長安恣驕奢、衣香面色一似花」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和春閨怨〈朝野鹿取〉)
    2. 「めんしょくをば似すべき道理もなきを、常の顔に変へて、顔気色をつくろう事あり」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)二)
    3. [その他の文献]〔王維‐扶南曲歌詞〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「面色」の意味・わかりやすい解説

面色
めんしょく
film colour

平面色ともいう。 D.カッツにより分類,記述された色の現れ方一種で,空の色やスペクトルの色や開口色 (ついたての小穴を通して見た色) と共通の現れ方をするすべての色をさす。一般的に距離感が不確定で,二次元に広がっているように感じられるが,その面は柔らかく,厚みがあって,ときに周囲条件により湾曲して見えることもある。 (→空間色 , 表面色 )  

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普及版 字通 「面色」の読み・字形・画数・意味

【面色】めんしよく

顔色。

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