韋国清(読み)いこくせい(英語表記)Wei Guo-qing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「韋国清」の意味・わかりやすい解説

韋国清
いこくせい
Wei Guo-qing

[生]1913. 広西,東蘭
[没]1989.6.1. 北京
中国の政治家。広西チワン族自治区の出身。北伐期には国民革命軍に参加。 1934年紅軍に入り,長征に参加。新四軍の旅長,師長,軍分区司令員を歴任し,49年第3野戦軍第 10兵団副政治委員。 55年広西省長,58年広西チワン族自治区主席,61年同自治区共産党委員会第一書記を歴任し,広西の軍政実権を握った。 64年少数民族代表として中国人民政治協商会議第4期全国委員会副主席,65年広西軍区第一政治委員,66年党中央中南局第二書記。文化大革命中は批判を受けたがその地位はゆるがず,68年広西チワン族自治区革命委員会主任。 69年中国共産党九全大会で中央委員に選出され,72年広西チワン族自治区第3期党委員会第一書記となり,73年8月十全大会で中央政治局委員に選ばれた。 77年第 11期中央委員,中央政治局員,解放軍総政治部主任。 85年党要職から引退。 88年第7期全人代常務委員会副委員長。

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