頼真(読み)らいしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「頼真」の解説

頼真 らいしん

今昔物語集」などにみえる僧。
9歳で近江(おうみ)(滋賀県)金勝寺にはいる。法華経(ほけきょう)をよく暗誦,理解したが,弁舌さわやかでなく,つねに口をもぐもぐさせて人々にわらわれた。比叡山(ひえいざん)中堂にこもって前世では法華経をはこんだ牛であったことを知り,70歳までに6万部の経をとなえたとつたえる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android