顰む(読み)ヒソム

デジタル大辞泉 「顰む」の意味・読み・例文・類語

ひそ・む【×顰む/×嚬む】

[動マ四]
口などがゆがむ。
「口―・むも知らず」〈宇津保・忠こそ〉
べそをかく。泣き顔になる。
「背きぬる世の去りがたきやうに、自ら―・み御覧ぜられ給ふ」〈夕顔
[動マ下二]ひそ(顰)める」の文語形

しか・む【×顰む】

[動マ四]顔や額などにしわが寄る。
「―・みたる顔付を見るに及びては」〈鴎外訳・即興詩人
[動マ下二]しかめる」の文語形。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android