風袋・風嚢(読み)かざぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「風袋・風嚢」の意味・読み・例文・類語

かざ‐ぶくろ【風袋・風嚢】

〘名〙
武具指物(さしもの)の一つ。吹き流しに似て裂け目がなく底がある長い袋状のもの。鎧(よろい)の背に差す。形状が似ているところから「鮟鱇(あんこう)」ともいう。
② 風が入れてあるとする袋。風の神が持っている風の袋。
※俳諧・犬子集(1633)二「風袋口ぬいとめよいとざくら〈光貞妻〉」
③ きのこ「ほこりたけ(埃茸)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
水晶一種白水晶異称。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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