風道(読み)カザミチ

デジタル大辞泉 「風道」の意味・読み・例文・類語

かざ‐みち【風道】

風の吹き通る道。また、風の吹き通ったあと。

ふう‐どう〔‐ダウ〕【風道】

炭坑鉱山などで、通気用に設ける坑道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風道」の意味・読み・例文・類語

ふう‐どう ‥ダウ【風道】

〘名〙
① 風の吹く道。
※ある偽作家の生涯(1951)〈井上靖〉「九月の終りから蕭条落莫たる野分が日に何回となく、山脈斜面を吹き上げて来て、凄さまじい風道を作って美作から伯耆へと吹き抜けて行き」 〔魏書‐崔浩伝〕
換気や冷暖房用の空気を送ったり排出したりするため、建造物に設ける鉄板製またはコンクリート造りの管路。特に、炭坑・鉱山などで、通気用に設ける坑道。
③ (「風」は芸の意) 芸の道。芸道
至花道(1420)闌位の事「此風道を、若年より老にいたるまでの年来稽古を、ことごとくつくして」

かざ‐みち【風道】

〘名〙 風の吹き抜ける道。また、風が通過したあと。かぜみち。
※俳諧・徳万歳(1800)笠やどり「風道の見へて涼しき青田かな」

かぜ‐みち【風道】

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