飛切(読み)とびきり

精選版 日本国語大辞典 「飛切」の意味・読み・例文・類語

とび‐きり【飛切】

〘名〙
① 高くとび上がって相手を切ること。「天狗飛切の術」
② (形動) 他のものにくらべ、はるかにすぐれていること。程度のはなはだしいこと。また、そのさま。最上極上。無類。副詞的にも用いる。
評判記・野良立役舞台大鏡(1687)鈴木平左衛門「武道のりきみ飛切(トヒキリ)にてはなけれども間はあわせらるる也」
浮世草子傾城歌三味線(1732)三「器量はさのみ飛切(トビキリ)と云ふにはあらねど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android