食酔(読み)たべえう

精選版 日本国語大辞典 「食酔」の意味・読み・例文・類語

たべ‐え・う ‥ゑふ【食酔】

〘自ハ四〙 =たべよう(食酔)
催馬楽(7C後‐8C)酒を飲べて「酒を飲(たう)べて 太戸恵宇(タベヱウ)て たふとこりぞ 参(まう)で来ぞ よろぼひぞ 参で来る」

たべ‐よ・う ‥よふ【食酔】

〘自ハ四〙 (「たべえう(食酔)」の変化したもの) 酒を飲んで酔う。酔っぱらう。
※古文真宝桂林抄(1485頃)坤「何も不覚へ、酒にたべやうたと云はんためぞ」

くらい‐よ・う くらひよふ【食酔】

〘自ハ四〙 (「よふ」は「ゑふ」の変化したもの) 大酒を飲んで酔っぱらう。
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)四「御運のひらくる時折しも番の者はくらひ酔ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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