飯台(読み)ハンダイ

デジタル大辞泉 「飯台」の意味・読み・例文・類語

はん‐だい【飯台】

何人かが並んで食事をする台。また、ちゃぶ台
箱膳はこぜん」に同じ。
鮨桶すしおけ1」に同じ。
[類語]テーブル食卓卓袱台デスク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飯台」の意味・読み・例文・類語

はん‐だい【飯台】

〘名〙
① 何人かの者が並んで食事をする台。食卓。ちゃぶだい。〔文明本節用集(室町中)〕
咄本醒睡笑(1628)六「三位物相と児の物相と、同じ飯台にすゑならべて置きたれば」
② ふたの付いた箱形の膳。食事の時にはふたを裏返して食器を置き、使用しない時は食器を納めておくようになっているもの。とくに上方でいう。箱膳膳箱折助膳
歌舞伎絵本合法衢(1810)二幕「中食の入りし飯台を頭へのせ」

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食器・調理器具がわかる辞典 「飯台」の解説

はんだい【飯台】

数人でかこむ食事用の台。また、ちゃぶ台。
➁箱膳(はこぜん)。⇒箱膳

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飯台の言及

【膳】より

…箱膳は蓋のついた箱形のもので,食事の際は蓋を裏返して椀類を置き,食後はそれらをふきんでぬぐって内部に納める構造になっており,収納部を引出しにしたものもあった。江戸では武家の中間(ちゆうげん)が多く用いたため折助(おりすけ)膳とも呼ばれ,京都や大坂では飯台(はんだい)といった(図)。【河田 貞】【西村 潔】。…

※「飯台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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