飾毛(読み)かざりげ

精選版 日本国語大辞典 「飾毛」の意味・読み・例文・類語

かざり‐げ【飾毛】

〘名〙
装飾のために添えられた毛髪羽毛
※光と風と夢(1942)〈中島敦〉八「兜の飾り毛を靡かせ」
毛筆外側を包む毛。墨の含みをよくするとともに外観を飾るために用いる。
病室の花(1920)〈寺田寅彦〉「朱赤色は実に強い色である、どうしても熱帯を想はせる色である。花よりは寧ろ鳥類の飾毛にでもふさはしい色だと思ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android