飾鑓(読み)かざりやり

精選版 日本国語大辞典 「飾鑓」の意味・読み・例文・類語

かざり‐やり【飾鑓】

〘名〙 実用でない鑓。威儀の鑓。番所関所などの立て道具
※俳諧・春鴻句集(1803頃)冬「木からしやすてたる関の飾り鑓」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飾鑓の言及

【槍∥鎗∥鑓】より

…長い柄をもった尖頭器。柄をさし込む部分が袋状になっているものは矛(ほこ)とも呼ばれる。
【先史・古代の槍】
 木製,竹製の槍は,古くから人類が武器として用いたにちがいない。しかしながら,骨とか石とかを先端につけた槍は,旧石器時代でもごく末期に,しかもまれにしかつくられなかったらしい。それも手軽な投槍の類で,銛(もり)などと同様な用途をもったものかと思われる。もしちがうとすれば,ソリュートレ期にみる大きな葉形尖頭器であろう。…

※「飾鑓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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