デジタル大辞泉 「馘」の意味・読み・例文・類語 かく【馘】[漢字項目] [音]カク(クヮク)(漢) [訓]みみきる くびきる1 敵を殺した証拠に左耳を切り取る。「馘耳」2 首にする。「馘首」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「馘」の読み・字形・画数・意味 14画(異体字)馘17画 [字音] カク(クヮク)[字訓] みみきる[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は或(わく)。或に國(国)(こく)、(かく)の声がある。戦場で敵を殪(たお)したときは、その左耳を切って軍獲の証とした。〔説文〕十二上に「軍戰ひて耳を斷(き)るなり」という。また重文として馘を録する。金文に、またに作り、字が爪に従うのは、あるいは指爪を以て数えることもあったのであろう。俘獲とは生獲のものをいう。[訓義]1. みみきる。2. くびきる。[古辞書の訓]〔名義抄〕馘 キリミミ 〔立〕 ミミキレ/馘 サク[語系]・馘kokは軍獲。捕獲・収穫の(獲)hoak、(穫)huakも同系の語であろう。[熟語]耳▶・首▶ 馘17画 [字音] カク(クヮク)[字訓] くびきる[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は或(わく)。(かく)の異文。〔説文〕十二上にの重文とする。字条参照。[訓義]1. くびきる、みみきる。2. きりとった首・耳。3. 国語で免職・解雇。[熟語]馘耳▶・馘首▶・馘截▶・馘俘▶[下接語]隕馘・鏖馘・馘・禽馘・献馘・斬馘・授馘・訊馘・折馘・截馘・剪馘・俘馘・焚馘 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報