香勝寺(読み)こうしようじ

日本歴史地名大系 「香勝寺」の解説

香勝寺
こうしようじ

[現在地名]森町草ヶ谷

くさ地区北方丘陵部にある。鹿苑山と号し、曹洞宗本尊聖観音。寺伝(安永三年「覚書」香勝寺文書など)によれば、一宮神主と称する武藤氏の先祖開基で一宮山香勝寺と称し、天台宗の僧も住んだ。大洞だいとう院の開闢以来鹿苑山香勝寺を称し、曹洞宗の住職が入り、歴代和尚の多くが崇信そうしん寺に移住したので曹洞宗となったという。慶長六年(一六〇一)には寺領一六石を与えられた(「伊奈忠次寺領証文」香勝寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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