馬代(読み)バダイ

デジタル大辞泉 「馬代」の意味・読み・例文・類語

ば‐だい【馬代】

馬の借り賃。
室町江戸時代武家の間で、馬を贈る代わりに贈った金銀馬代銀

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬代」の意味・読み・例文・類語

ば‐だい【馬代】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代以来、馬を寄贈するかわりに贈った代物や金銀。黄金一片を大馬代、南鐐(銀)一片を小馬代という。江戸時代には祿高が増えたとき礼として、三千石以上の者は金馬代、三千石以下の者は銀馬代を贈る制度があった。馬代銀。馬銭(ばせん)。うましろ。〔北山抄(1012‐21頃)〕
  3. 馬の借り賃。馬の代金
    1. [初出の実例]「馬(バ)代のいか程とかぎらず」(出典:浮世草子・好色旅日記(1687)二)

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