馬煙(読み)ウマケムリ

デジタル大辞泉 「馬煙」の意味・読み・例文・類語

うま‐けむり【馬煙】

馬が地をけって走るときに立てる土ぼこり。馬塵ばじん。うまけぶり。
「―ヲ立テテ戦フ」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬煙」の意味・読み・例文・類語

うま‐けむり【馬煙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うまけぶり」とも ) 馬が駆けるときにたてる土ぼこり。
    1. [初出の実例]「馬、物具爽やかに見えたりける兵二千騎計(ばかり)、馬煙(ケフリ)を立て馳来る」(出典:太平記(14C後)一〇)

ば‐えん【馬煙】

  1. 〘 名詞 〙 馬が駆けるときに立てる土けむり。うまけむり。
    1. [初出の実例]「二条口に軍始て、時の声馬煙天をかすめておびただしかりければ」(出典:明徳記(1392‐93頃か)中)

ま‐けぶり【馬煙】

  1. 〘 名詞 〙うまけむり(馬煙)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android