馬留(読み)うまとどめ

精選版 日本国語大辞典 「馬留」の意味・読み・例文・類語

うま‐とどめ【馬留】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬をとどめておく所。馬場の奥の行き止まりの所。馬場末(ばばすえ)うまとめ。⇔馬出(うまだし)
    1. [初出の実例]「むまだしよりむまとどめまでひまなく、かちのきぬ着たるをのこどもともしたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
  3. 門などのそばの、下りた馬をつなぎとどめておく所。
    1. [初出の実例]「車宿りにむまとどめ、さあらぬていにて見るところに」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上)

うま‐とめ【馬留】

  1. 〘 名詞 〙うまとどめ(馬留)
    1. [初出の実例]「沓もはきあへず馬止の方に走り行きて杖を取りて公助を打つ」(出典:小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android