精選版 日本国語大辞典 「馬踏」の意味・読み・例文・類語
うま‐ふみ【馬踏】
- 〘 名詞 〙
- ① 馬に踏まれたためにできた道などのくぼんだところ。
- [初出の実例]「瀬田の里橋の馬ふみ朽ちめ多みそこの涙ぞ面影に立つ」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋上)
- ② ⇒ばふみ(馬踏)
…土居の勾配は,近世の軍学では,敲土居は高さ3間に敷(基底部)3間,つまり45度の傾斜,芝土居は敷2間,つまり60度の傾斜を定法としたが,山城で地山を削り残した土居の場合は,これより急勾配のものがある。土居の頂の平面を馬踏(まふみ)といい,塀や柵を設けた場合,その内側を武者走り,外側を犬走りという。屋敷や居館まわりの土居には竹を植えて崩れ止めや目かくしとすることが多く,近世の絵図等では土居藪,土手藪と記され,土居が崩れていても残存する藪から土居の線を復原できることがある。…
※「馬踏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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