デジタル大辞泉
「馬道」の意味・読み・例文・類語
め‐どう〔‐ダウ〕【▽馬道】
殿舎と殿舎を結ぶために設けた厚板を敷いた簡単な通路。馬を中庭まで引き入れるときには、一部を取りはずせるようにした切馬道を用いた。のちには長廊下の称。
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ば‐どう ‥ダウ【馬道】
[1] 〘名〙
※
浮世草子・当世智恵鑑(1712)五「もとより馬道の
達人にて、いかなる僻馬なりとも、乗こなさずといふ事なし」
[2] 江戸浅草の馬道
(うまみち)の
異称。音読して通人ぶったもの。
※
洒落本・中洲の花美(1789)
小通の
登楼「おいらはすぐに馬道
(バダウ)へよりの」
うま‐みち【馬道】
[1] 〘名〙 馬の通る道。馬の道。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
め‐どう ‥ダウ【馬道】
〘名〙 殿舎と殿舎の間をつなぐために縦に厚板を敷き渡した簡単な通路。馬を中庭まで引き入れるためには、一部を切り離してはずせるようにした
切馬道(きりめどう)を用いた。後には長廊下の称。めんどう。めど。〔十巻本和名抄(934頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報