馴睦(読み)なれむつぶ

精選版 日本国語大辞典 「馴睦」の意味・読み・例文・類語

なれ‐むつ・ぶ【馴睦】

[1] 〘自バ上二〙 なれ親しむ。なれむつる。
源氏(1001‐14頃)桐壺「年ごろなれむつびきこえ給へるを」
[2] 〘自バ四〙 (一)に同じ。
こんてむつすむん地(1610)一「身をかへりみる心のかなしびになれむつぶものは」

なれ‐むつ・る【馴睦】

〘自ラ下二〙 =なれむつぶ(馴睦)(一)
※夜の寝覚(1045‐68頃)一「見なれなばかならず言ひてんとおぼして、なれむつれ心よせわたり給」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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