駒ヶ岳(福島県)(読み)こまがたけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「駒ヶ岳(福島県)」の意味・わかりやすい解説

駒ヶ岳(福島県)
こまがたけ

福島県南西端、南会津(みなみあいづ)郡檜枝岐村(ひのえまたむら)にある山。標高2133メートル。会津駒ヶ岳の名で知られる。古生層の粘板岩などからなり、山頂から四方に延びる稜線(りょうせん)上には、かつてこの地域に広がっていた広大な侵食平坦(へいたん)面の名残(なごり)が分布し、山腹の急峻(きゅうしゅん)な斜面と著しい対照をみせている。これら平坦面上には湿原や高山植物群落が無数に散在する。東麓(とうろく)の檜枝岐からの登山道のほか尾瀬(おぜ)方面からも縦走路がある。

[中村嘉男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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