駒木野宿(読み)こまぎのしゆく

日本歴史地名大系 「駒木野宿」の解説

駒木野宿
こまぎのしゆく

[現在地名]八王子市裏高尾町

近世の甲州道中宿駅。東の八王子横山よこやま宿、西の小仏こぼとけ宿を経て相州小原おばら宿(現神奈川県相模湖町)に継立てた。元禄郷帳上長房かみながぶさ駒木野宿、「風土記稿」に駒木野宿とみえ、上長房村内にあった。宿村大概帳によれば、当宿は横山宿まで一里二七町二七町、小原宿まで二里一三町を継立て、また小仏宿までは二七町の路程であった。宿往還の長さは一五町八間で町並は東西一〇町、宿高札は中宿なかじゆくに置かれた。宿内人別三五五、惣家数七三で、本陣一軒・脇本陣一軒が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android