駒籠北遺跡(読み)こまごめきたいせき

日本歴史地名大系 「駒籠北遺跡」の解説

駒籠北遺跡
こまごめきたいせき

[現在地名]大石田町駒籠

最上川右岸の河岸段丘尾花沢おばなざわI面上に位置する縄文時代前期と弥生時代後期の遺跡。標高一一〇メートル前後、沖積面との比高は約三〇メートル。遺跡の現状は畑地で、東側・北側の水田面に向かってゆるやかに傾斜している。本格的な発掘調査は行われていない。縄文時代前期前半の諸型式の土器が広い範囲に分布する。胎土に植物繊維を多く含んでいる。明確な文様帯をもたず、羽状縄文などの地文のみ施文される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android