駒込天栄寺門前(読み)こまごめてんえいじもんぜん

日本歴史地名大系 「駒込天栄寺門前」の解説

駒込天栄寺門前
こまごめてんえいじもんぜん

[現在地名]文京区本駒込ほんこまごめ一丁目

日光御成道を挟んで駒込高林寺こまごめこうりんじ門前の西側に位置する片側町の門前町屋。南は駒込浅嘉こまごめあさか町。麟祥りんしよう院領駒込村の百姓地であったが、万治三年(一六六〇)本郷菊坂ほんごうきくざかより天栄寺が移転し、宝永二年(一七〇五)に町屋を許可され、延享二年(一七四五)に人別が町奉行支配となった(「寺社書上」・文政町方書上)。町域は二ヵ所に分れ、一ヵ所は東西四―七間、南北約三三間、一ヵ所は東西六間・南北三五間で、総坪数四三四坪であった。文政一〇年(一八二七)の家数二〇で、うち家守七・地借四・店借九。町内には千川せんかわ上水跡があり、番屋は駒込浅嘉町の自身番屋を共同で利用していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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