高麗人(読み)コマウド

デジタル大辞泉 「高麗人」の意味・読み・例文・類語

こま‐うど【高人】

《「こまびと」の音変化》高麗の国の人。高麗からの渡来人
「―の参れるが中に、かしこき相人ありけるを聞こし召して」〈桐壺

こま‐びと【高麗人】

こまうど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高麗人」の意味・読み・例文・類語

こま‐うど【高麗人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こまびと(高麗人)」の変化した語 ) 高麗の国の人。高麗の国からの渡来人。こまびと。
    1. [初出の実例]「石川の 己末宇止(コマウド)に 帯を取られて からき悔いする」(出典:催馬楽(7C後‐8C)石川)

こま‐びと【高麗人・狛人】

  1. 〘 名詞 〙こまうど(高麗人)日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「もろこし人も、こまびとも、春たつけふをば しりぬべし」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android