デジタル大辞泉
「鬼薊」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おに‐あざみ【鬼薊】
〘名〙
① キク科の多年草。本州の山中に生える。茎は高さ五〇センチメートル~一メートルになり、
上部に縮れた毛や、くもの巣状の毛がある。根出葉は長さ三〇~六〇センチメートルの
楕円形で羽状に中裂し、各裂片は
卵形でふぞろいの鋭い
鋸歯(きょし)がある。七~九月に、紫色の筒状花を開く。総苞はねばり気がある。おにの
あざみ。〔俳諧・誹諧初学抄(1641)〕
② 大形で、葉の鋸歯の鋭いアザミの仲間を総称して示す通俗名。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
③ 醜い女のたとえ。
※
雑俳・長ふくべ(1731)「御持参楊貴妃でなし鬼あざみ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報