魚屋・唐渡屋・斗々屋(読み)ととや

精選版 日本国語大辞典 「魚屋・唐渡屋・斗々屋」の意味・読み・例文・類語

とと‐や【魚屋・唐渡屋・斗々屋】

[1] 〘名〙
① (魚屋) 魚を売る店。さかなや。〔言海(1889‐91)〕
高麗茶碗の一つ。朝鮮李朝時代の粗製の碗で日本に輸入されて抹茶茶碗に用いられた。鉄分の多い素地に薄く枇杷(びわ)色の釉をかけ、わびた感じのものが多い。語源未詳
※玩貨名物記(1660)「茶碗〈略〉一ととや 小堀大膳殿」
[2] (魚屋) 江戸末期の浮世絵師。姓、岩窪。通称、初五郎。狩野惟信・葛飾北斎に学ぶ。本業が魚屋であったことから出た名という。風景画・狂歌本挿絵に活躍。一枚絵「諸国名所」、狂歌本「北里十二時」の挿絵などが有名。安永九~嘉永三年(一七八〇‐一八五〇

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