鯨差(読み)クジラザシ

デジタル大辞泉 「鯨差」の意味・読み・例文・類語

くじら‐ざし〔くぢら‐〕【鯨差(し)】

鯨尺」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鯨差」の意味・読み・例文・類語

くじら‐ざし くぢら‥【鯨差】

〘名〙 (もと、鯨のひげで作ったところからいう) 物差一つ一尺曲尺(かねじゃく)の一尺二寸五分(約三八センチメートル)にあたる長さを規準にしてつくったもの。また、その長さについてもいう。和裁に用いる。くじらの物差。くじらじゃく。くじら。
※俳諧・江戸八百韻(1678)何笛「大幣のあまた夜(よる)昼を売(うる)〈来雪〉 鯨ざし暦もどきにくどかれて〈安昌〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android