鰭酒(読み)ヒレザケ

デジタル大辞泉 「鰭酒」の意味・読み・例文・類語

ひれ‐ざけ【×鰭酒】

フグエイひれを焼いて、熱燗あつかん清酒に入れたもの。独特の香味がある。 冬》「―や逢へば昔の物語年尾

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精選版 日本国語大辞典 「鰭酒」の意味・読み・例文・類語

ひれ‐ざけ【鰭酒】

〘名〙 フグやタイのひれを焼いて焦がし、熱燗の清酒をそそいだもの。《季・冬》
※同人俳句集(1931)〈青木月斗選〉冬「鰭酒に王樹と酔ひぬ久し振〈飛雨〉」

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「鰭酒」の解説

ひれざけ【鰭酒】

乾燥したふぐなどのひれをあぶって、熱燗(あつかん)の酒に浸したもの。酒に移った香ばしさやうまみを楽しむ。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

百科事典マイペディア 「鰭酒」の意味・わかりやすい解説

鰭酒【ひれざけ】

乾燥したフグの鰭を焼き焦がして熱燗(あつかん)の日本酒を注ぎ,成分を浸出させたもの。特有の香味があり,体の温まる飲物とされる。

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