鳥浜(読み)とりはま

日本歴史地名大系 「鳥浜」の解説

鳥浜
とりはま

鎌倉期以降の地名禰寝ねじめ北俣きたまたのうち、かみノ川を挟んで神河かみのかわ村の南、中世山城のたか(富山氏・禰寝氏の居城)の北麓に位置する。現大根占町神川かみかわの鳥浜を遺称地とする。文永四年(一二六七)三月五日の沙弥道意置文案(志々目文書)によると、郡本こおりもと村八町五反のうちに「鳥浜三反・神河五反」とあり、以降は神河と一括してみえることが多い。徳治三年(一三〇八)三月一〇日の島津庄留守沙弥某下文(同文書)にも「禰寝院鳥浜・神河弁済使職」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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