鳥飼島村(読み)とりかいじまむら

日本歴史地名大系 「鳥飼島村」の解説

鳥飼島村
とりかいじまむら

[現在地名]櫛引町丸岡まるおか

丸岡村の北に位置し、東をうち川、西を関口せきぐち堰が北流する。下山添しもやまぞえ茶屋川原ちややがわらで六十里越街道から分岐し丸岡村へ入る道の入口にあたり、門田かどたという小名がある。鳥飼三郎の居館があったとも伝える。中世には乱流するあか川の中島のようになっていたとみられる。文禄四年(一五九五)二月二七日の立岩喜兵衛の年貢催促状(筆濃余理)によれば、黒川くろかわ村の地侍上野源左衛門が上杉家重臣直江兼続の代官である喜兵衛から、当村など三ヵ村の年貢未納分の取立てを命ぜられている。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高一九八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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