鳩浦(読み)はとうら

日本歴史地名大系 「鳩浦」の解説

鳩浦
はとうら

[現在地名]津久見市四浦ようら 鳩浦・荒代あらじろ

津久見湾に面する四浦半島の北岸中部に位置し、西は網代あじろ浦。宝徳二年(一四五〇)四月一日の薬師寺新九郎給所坪付(薬師寺文書)に鳩浦とみえ、蚫(鮑)代として分銭一貫五〇〇文。天正一四年(一五八六)津久見郷鳩浦の士鳩兵部少輔源介は賀島中務少輔右馬助らと久保泊くぼどまり塁に拠り、しばしば兵船を出して島津軍を撃退している(大友家文書録)。鳩氏は津久見衆と称される大友水軍の一員であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android