鵯上戸(読み)ヒヨドリジョウゴ

デジタル大辞泉 「鵯上戸」の意味・読み・例文・類語

ひよどり‐じょうご〔‐ジヤウゴ〕【×鵯上戸】

ナス科蔓性つるせい多年草野原などに生える。全体に軟毛が密生し、葉柄で他に絡みつく。葉は卵形。夏から秋、葉と対生して花柄を出し、白い花を下向きにつける。花びらは5裂し、反り返る。実は丸く、紅色に熟し、有毒。実をヒヨドリが食う。 秋 花=夏》

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精選版 日本国語大辞典 「鵯上戸」の意味・読み・例文・類語

ひよどり‐じょうご‥ジャウゴ【鵯上戸】

  1. 〘 名詞 〙 ナス科のつる性多年草。各地の山野に生える。茎、葉ともに軟毛を密生する。長い葉柄で他物にからむ。葉は長さ三~八センチメートルの長卵形で対生し、下部のものは三~五中裂し、裂片の先は丸い。夏から秋にかけ、葉に対生したまばらな集散花序に先が五裂した小さな白い花をつける。果実は径一センチメートルたらずの球形で、赤く熟す。ヒヨドリが果実を好んで食べるところからの名。漢名は白英で、蜀羊泉は誤用。ほろし。つららこ。《 季語・秋 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鵯上戸」の解説

鵯上戸 (ヒヨドリジョウゴ)

学名Solanum lyratum
植物。ナス科のつる性多年草,薬用植物

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