鹿島天足別神社(読み)かしまあまたりわけじんじや

日本歴史地名大系 「鹿島天足別神社」の解説

鹿島天足別神社
かしまあまたりわけじんじや

[現在地名]富谷町大亀 和合田

大和たいわ町との境に近い標高約一一〇メートルの大亀おおがめ山山頂付近の平地に祀られる。東の谷間に古官道が通り、北行して駒場こまば(現大衡村)須岐すき神社へ通じる。大亀明神宮・岩下いわした明神とも称された。祭神は武甕槌命・経津主命。「延喜式」神名帳黒川郡四座のうちの「鹿嶋天足別カシマアマノタリワケノ神社」に比定される。なお同神名帳曰理わたり郡四座のうちに「鹿かし天足和気あまのたりわけの神社」が載り、現亘理郡亘理町の逢隈鹿島おうくまかしまの地にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android