黒島神社(読み)くろしまじんじや

日本歴史地名大系 「黒島神社」の解説

黒島神社
くろしまじんじや

[現在地名]観音寺市池之尻町 黒島

母神山はがみやま丘陵の北東一キロに広がる石田原いしだはら一隅鎮座祭神闇山祇神・瀬織津姫神など。旧郷社。黒島集落の氏神として祀られている。「延喜式」神名帳に載る苅田かりた郡六座の一、「黒嶋クロシマノ神社」に比定される。母神山一帯には古墳が密に分布し、そのなかの黒島林くろしまはやし支群との関連が指摘されているが、当社鎮座地周辺の位置関係、祭神闇山祇神(谷を守る山神)から推量して相当古くから祀られていたと考えられる。


黒島神社
くろしまじんじや

[現在地名]新居浜市黒島

黒島の中央、標高一〇メートルの台地に鎮座。境内一千五〇八坪。祭神は大山祇神・木花開耶姫命。「延喜式」神名帳に「黒嶋神社」と記載されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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