龍前院(読み)りゆうぜんいん

日本歴史地名大系 「龍前院」の解説

龍前院
りゆうぜんいん

[現在地名]茅ヶ崎市浜之郷 本社

鶴嶺つるみね八幡社の北東にある。曹洞宗、懐島山と号する。本尊阿弥陀如来坐像。古くは法相宗、後に古義真言宗となって鶴嶺八幡社の僧坊の一つとなったが、永正五年(一五〇八)宗賢そうけん(現藤沢市)二世の楞山宗厳によって曹洞宗寺院として再興されたという(皇国地誌)。「風土記稿」は大庭景義の祖平良正の開基と伝え、天正一九年(一五九一)浜之郷はまのごう村領主となった旗本山岡景長が檀那となって中興再建。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android