4K(読み)よんケー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「4K」の意味・わかりやすい解説

4K
よんケー

長辺の画素数が 4000程度の高精細画像。Kは 1000を表す単位 kilo(キロ)の頭文字。横 1920×縦 1080画素のフルハイビジョンなど HDTVの縦横それぞれ約 2倍の解像度をもつ。国際電気通信連合 ITUが定める 4K UHDTV(超高精細度テレビジョン,横 3840×縦 2160画素)と,映画会社などが加盟する Digital Cinema Initiatives(DCI)の定める縦横比アスペクト比)が大きい DCI 4K(4Kデジタルシネマ,横 4096×縦 2160画素)がある。日本では 2015年から衛星放送のスカパー!プレミアムやケーブルテレビなどで放送が始まった。一般の衛星放送や地上波による放送にさきがけて,ディスプレイやビデオレコーダ,ビデオカメラなどで対応が進んだ。さらに縦と横それぞれに 2倍高精細なものとして 8K UHDTVも策定されているほか,明るさ表現を拡大するハイダイナミックレンジ HDR合成技術を使った画質向上の動きもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android