共同通信ニュース用語解説 「三菱電機」の解説
三菱電機
三菱グループの総合電機メーカー。ルームエアコン「霧ケ峰」で知られる家電に加え、自動車・鉄道関連部品や防衛など幅広い分野を手掛ける。1921年設立で今年100周年を迎えたが、ここ数年は品質管理問題や新入社員が自殺した労務問題など不祥事が相次ぐ。2021年3月期連結決算は売上高が4兆1914億円、純利益は1931億円。
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三菱グループの総合電機メーカー。ルームエアコン「霧ケ峰」で知られる家電に加え、自動車・鉄道関連部品や防衛など幅広い分野を手掛ける。1921年設立で今年100周年を迎えたが、ここ数年は品質管理問題や新入社員が自殺した労務問題など不祥事が相次ぐ。2021年3月期連結決算は売上高が4兆1914億円、純利益は1931億円。
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日立製作所、東芝に次ぐ総合電機メーカー。1921年(大正10)三菱造船(現三菱重工業)の電機製作所(神戸)を継承して設立され、鉱山用・舶用電機を製作。1923年にアメリカのウェスティングハウス社(WH)と技術提携し、活発に技術者を派遣して技術水準の向上に努めるとともに、重電機の生産品目の多様化を進めた。
第二次世界大戦後WH社のほかRCA社やウェスタン・エレクトリックからも先進技術を導入、1958年(昭和33)以降、家庭電器、半導体、コンピュータ部門にも進出し、1966年にはWH社との技術導入契約を技術交換契約に改めた。送変電機器は世界的に評価が高く、最近では家電、電子機器分野の拡充に力を入れている。2003年(平成15)日立製作所と合弁で半導体会社ルネサステクノロジを設立した。資本金1758億円(2008)、売上高2兆4906億円(2008)。国内に10支社をもつ。
[中村清司]
『三菱電機株式会社社史編纂室編『三菱電機社史――創立60周年』(1982・三菱電機)』
三菱グループの総合電機メーカー。1921年,三菱造船(株)(現,三菱重工業(株))の神戸にある鉱山・船舶用電機品の修理・製造を行っていた電機製作所(1906創業)を継承し,分離独立して名古屋本社の三菱電機(株)となる。22年には本社を名古屋から東京に移し,経営規模の拡大,生産品目の多様化を進める。また,23年にはアメリカのウェスティングハウス社と技術提携を行った。
第2次大戦後は戦争による諸施設の損傷や各種の経済民主化政策により重大な危機に直面したが,全社あげての再建計画の推進,朝鮮戦争を契機とした重電機器の需要増加にともない順調な回復を示した。75年以降,家電・電子部門も大きく伸び,総合電機メーカーへと変貌をとげた。売上構成は,家庭電器25%,産業メカトロニクス22%,重電システム19%,情報通信システム15%,電子デバイス5%,その他15%(2005年3月期)。資本金1758億円(2005年9月),売上高3兆4107億円(2005年3月期)。
執筆者:古矢 真義
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…白熱舎の後身である東京電気(現,東芝の前身)はアメリカのゼネラル・エレクトリック社(GE)に,1905年55%の株式を引き渡さざるをえない状態に立ち至った。さらに芝浦製作所(現,東芝の前身)も1909年にGEに資本の4分の1を,また1899年設立の日本電気はウェスタン・エレクトリック社と,1923年設立の富士電機製造(現,富士電機)はドイツのジーメンス社と,同じく三菱電機はアメリカのウェスティングハウス・エレクトリック社といずれも資本提携をして技術導入をせざるをえなかったのである。ただ1908年,日立鉱山の電気機械修理工場として設置され,後に1920年に独立した日立製作所のみは,大手企業のうち外国資本と結合をもたない唯一の企業であった。…
…さらに特許関係の問題もあって,国産メーカー各社は60年12月にIBMと基本特許使用契約を結ぶとともに,IBMとの対抗上アメリカの有力メーカーとの技術提携に踏み切った。61年日立がRCA社,62年日電がハネウェル社,三菱電機がTRW社,63年沖電気がスペリーランド社,64年東芝がGE社と技術提携し,これにより国産メーカーはすばやくIBMの対抗機を販売することができた。IBMは64年にICを使った第3世代の360シリーズを発表した。…
※「三菱電機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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