傍観(読み)ボウカン

デジタル大辞泉 「傍観」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐かん〔バウクワン〕【傍観】

[名](スル)手を出さずに、ただそばで見ていること。その物事関係のない立場で見ていること。「争い傍観する」「傍観者的な態度
[類語]静観黙視座視拱手傍観腕をこまねく高みの見物

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精選版 日本国語大辞典 「傍観」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐かんバウクヮン【傍観】

  1. 〘 名詞 〙 かたわらで見ること。そばでながめること。その事に関与せず、周囲から見ていること。傍見
    1. [初出の実例]「閭巷有憂、無相愁問慰之情、則傍観、有識、寒心入地」(出典三教指帰(797頃)上)
    2. 「薦箔を懸け下して、纔かに傍観を遮へぎる」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)

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普及版 字通 「傍観」の読み・字形・画数・意味

【傍観】ぼうかん(ばうくわん)

部外者としてみる。〔顔氏家訓風操〕昔、劉饒(寛)、奴を罵りて畜(きくさん)(獣)と爲すにびず。今世の愚人に以て相ひ戲る。~し、ほ耳を掩(おほ)はんと欲す。

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