出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
イギリスとノルウェーの間にある北海で開発されている油田群。1957年オランダのフローニンゲン・ガス田の発見より北海の探鉱の関心が高まり、65年に北海南部のイギリス沖合いに、最初の発見であるウェスト・ソール・ガス田が発見された。1958年から65年ごろにかけて北海周辺各国の境界線が確立し、探査開発は活発化し、油田開発地域は北に延びていった。69年に巨大なエコフィスク油田が、71年に大規模なフリッグ・ガス田が発見された。このほかにも多くの油田やガス田が発見・開発されており、北緯62度付近でもガス田が発見された。
[田中正三]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…こうした自然のため不毛地が広く,粗放的牧羊とエンバクの栽培がみられるにすぎない。またヘブリディーズ諸島など周辺島嶼も漁業と牧羊を中心とする過疎地域であったが,北海油田の開発に伴ってシェトランド諸島,オークニー諸島には原油基地が建設され,地域開発が推進されている。(2)中部 南北を断層線で画された低地帯で,スコットランドの政治・経済の中心地をなす。…
…スコットランド炭田と総称される中央低地の炭田は,エア,ファイフ,ロージアンの各炭田に分かれ,産出した一般炭は発電や地元産業に利用される。1960年代後半より開発された北海油田はシェトランド諸島沖の鉱区が最大であり,パイプラインによってシェトランド諸島,オークニー諸島および本土東岸の原油基地と結ばれ,またダンディー,グレーンジマスには精油所が立地する。このように石油を基礎に北東部や島嶼部の地域開発が進められてはいるが,工業の重心は依然として中央低地の大都市にあり,グラスゴーを核とするクライド川流域に鉄鋼,造船などの重工業が,政治・文化中心のエジンバラに製紙,出版業がそれぞれ発達する。…
…北海における最初の探鉱成果は65年に発見されたウェスト・ソールWest Soleガス田をはじめとするいくつかの構造性ガス田の発見であり,72年までにはパイプライン網の完成によって国内消費者への供給が開始された。1970年にはノルウェー海域で最初の北海油田エコフィスクEkofiskが発見され,その後短期間内にノルウェー,イギリス,デンマークの中間線沿いにいくつかの油田が発見された。次いで71年に北緯61゜以北でブレントBrent油田が発見され,この油田地帯がさらに北方まで延長していることが期待されるようになった。…
※「北海油田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加