固定観念(読み)コテイカンネン

デジタル大辞泉 「固定観念」の意味・読み・例文・類語

こてい‐かんねん〔‐クワンネン〕【固定観念】

いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え。固着観念
[類語]偏見先入観先入主先入見僻目ひがめ贔屓目ひいきめ欲目偏る不公平不平等偏する僻する偏向偏在偏重偏頗へんぱ差別片手落ちバイアスアンフェア

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精選版 日本国語大辞典 「固定観念」の意味・読み・例文・類語

こてい‐かんねん‥クヮンネン【固定観念】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある人の心中に潜在して、つねに念頭を離れず、外界の動きや状況変化によっても変革することが困難である考え。固着観念。
    1. [初出の実例]「それは固定観念から自由になる事であるは勿論だが」(出典:個人主義思潮(1915)〈相馬御風〉緒論)
  3. こていがくそう(固定楽想)

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四字熟語を知る辞典 「固定観念」の解説

固定観念

ある人の心中に潜在して、つねに念頭を離れず、外界の動きや状況の変化によっても変革することが困難である考え。

[使用例] 我々に迷惑を掛けたくないという固定観念から出たものではないか[大岡昇平*レイテの雨|1948]

[使用例] 父より母の方が、受け取った人間同情くだろうというのが、この明治初期に生まれた老人の固定観念なんだよ[中村真一郎四季|1975]

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