国連安全保障理事会(読み)コクレンアンゼンホショウリジカイ

デジタル大辞泉 「国連安全保障理事会」の意味・読み・例文・類語

こくれん‐あんぜんほしょうりじかい〔‐アンゼンホシヤウリジクワイ〕【国連安全保障理事会】

安全保障理事会

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共同通信ニュース用語解説 「国連安全保障理事会」の解説

国連安全保障理事会

国際平和と安全の維持に主要な責任を負う国連の事実上の最高意思決定機関。米国英国フランスロシア、中国の5常任理事国と、任期2年で地域ごとに選出される非常任理事国10カ国の計15カ国で構成される。制裁発動や軍事措置に道を開く決議採択など強力な権限を持ち、安保理決議は加盟国への拘束力がある。決議は9票の賛成で採択されるが、常任理事国が1カ国でも拒否権行使すれば採択できない。日本は今年末まで非常任理事国。(共同)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「国連安全保障理事会」の解説

国連安全保障理事会(こくれんあんぜんほしょうりじかい)
United Nations Security Council

国際連合の主要機関の一つ。15の国連加盟国で構成,中国,フランス,旧ソ連(ロシア),イギリス,アメリカの5カ国が常任理事国として常時席を占め,10カ国は非常任理事国として,2年任期で総会において選挙によって選出される。安保理は,国際の平和と安全の維持について「主要な責任」を負っており,そのため,他にはみられない強い権限が与えられている。安保理が国連憲章第7章のもとで行う「決定」という形式の決議は,すべての国連加盟国を法的に拘束するので,加盟国には決定を守る義務がある。安保理がこのような決議をするためには,9理事国の賛成が必要であり,常任理事国が1カ国でも反対すれば,決議は成立しない。このような常任理事国の投票権は拒否権といわれる。かつての東西対立の時代には拒否権の行使がよくなされたが,社会主義圏の崩壊により状況は変化している。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国連安全保障理事会」の意味・わかりやすい解説

国連安全保障理事会
こくれんあんぜんほしょうりじかい

安全保障理事会」のページをご覧ください。

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