恣意的(読み)シイテキ

デジタル大辞泉 「恣意的」の意味・読み・例文・類語

しい‐てき【恣意的】

[形動]気ままで自分勝手なさま。論理的な必然性がなく、思うままにふるまうさま。「恣意的な判断」「規則恣意的に運用する」
[類語]本能的獣的獣性動物的非論理的直感的感覚的官能的感情的主観的観念的利己的独断的野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいままエゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恣意的」の意味・読み・例文・類語

しい‐てき【恣意的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 気ままな、自分勝手なさま。自分の好きなようにふるまうさま。論理的な必然性がないさま。
    1. [初出の実例]「或る目的を遂行することを急務とする人々は、往々にして歴史を恣意的に利用することを敢へてする」(出典:学生と教養(1936)〈鈴木利貞編〉教養としての歴史研究〈大類伸〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android