持病(読み)ジビョウ

デジタル大辞泉 「持病」の意味・読み・例文・類語

じ‐びょう〔ヂビヤウ〕【持病】

なかなか治らず、常に、または時々起こる病気宿痾しゅくあ痼疾こしつ。「持病神経痛に苦しむ」
身について直らない悪い癖。「持病癇癪かんしゃくが出る」
[類語](1病気疾病疾患患い障り病魔/(2習癖悪癖奇癖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持病」の意味・読み・例文・類語

じ‐びょうヂビャウ【持病】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひどく悪くはならないが、常時、または周期的に苦しみ悩む病気。身についた、なおりにくい病。宿痾(しゅくあ)痼疾(こしつ)
    1. [初出の実例]「余云、持病発動所忩退出也」(出典玉葉和歌集‐仁安元年(1166)一二月二二日)
  3. 転じて、身についた悪いくせ。なかなかなおらない悪習
    1. [初出の実例]「惣じて女の持病(ヂビャウ)なる嫉妬ありとても」(出典:評判記色道大鏡(1678)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android