政権(読み)セイケン

デジタル大辞泉 「政権」の意味・読み・例文・類語

せい‐けん【政権】

政策を実行し、統治機構を動かす権力。「政権を握る」「政権政党
[類語]主権国権覇権主導権政府行政府政庁内閣台閣官府官庁官衙かんがかんくにおおやけかみ

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精選版 日本国語大辞典 「政権」の意味・読み・例文・類語

せい‐けん【政権】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 政府を構成して政治運用にあたる権力。
    1. [初出の実例]「藤原氏以外戚世執政権」(出典日本外史(1827)一)
    2. 「臣慶喜、謹て皇国時運之沿革を考候に〈略〉従来之旧習を改め、政権を朝廷に奉帰」(出典:幕末御触書集成‐一〇二・慶応三年(1867)一〇月一四日)
  3. 国民の、政治を行なう権利。政治に参与する権利。〔哲学字彙(1881)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「政権」の意味・わかりやすい解説

政権
せいけん

「政権を獲得する」「政権を担当する」ということばがあるように、政権とは一般に、政治権力を掌握しそれを行使できる政府、執行部(内閣・大統領府)などをさす。政権には普通、政党名や首相・大統領名などを付して、自民党政権、共和党政権とか、吉田政権、ケネディ政権とかいうが、そのほか政府を構成する政党の数によって単独政権とか連立政権とかよぶ場合もある。また支配階級の性格によってブルジョア政権とかプロレタリア政権、あるいは政治体制の違いによって民主政権、独裁政権、ファシズム政権といったり、ソ連崩壊前にはソビエト政権などという呼び方もあった。

田中 浩]

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普及版 字通 「政権」の読み・字形・画数・意味

【政権】せいけん

政柄

字通「政」の項目を見る

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